家族がコロナウイルスに感染したらどうしたら良い!?いざというときのための対応方法
・新型コロナウイルス感染が疑われたときの対応がわかる
・感染が疑われる場合
昨今のコロナウィルスについての報道、日を追うごとに感染者数は増え、対岸の火事ではなくなってきました。では家族に感染の疑いが出た時、どう行動したらよいのかを見ていきましょう。A感染疑いが出た場合の初期症状、PCR検査の受け方、費用などを下記の記事に書きました。
詳しく知りたい方はそちらもご覧ください。
家族が新型コロナウイルス感染の疑い!?仕事や学校はどうする?
・完治まで
世界五大医学雑誌のJAMAに2020年5月1日に掲載された論文によると、
濃厚接触者がどこで感染しているかという調査では家庭内(4.6%)、家庭以外で家族と接触(5.3%)、医療機関(0.9%)という結果でした。
家庭内感染が、医療機関の4倍強という結果に少し驚きます。
では、感染疑いが出た家族はどういった対応を取ればよいのかを見ていきましょう。
・感染者と他の同居者の部屋を可能な限り分ける
感染確認後に入院ではなく、自宅療養になった場合、可能な限り生活空間を別にするようにしましょう。自分の部屋がある場合はよいのですが、無い場合は家族間で融通し合って部屋を確保しましょう。
・感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方(一人が望ましい)にする
当然食事は隔離された部屋で摂ることになります。
その際に配膳する人を1人決めておき来ましょう。
その他介助に関わる人を決めて、接触者を可能な限り少なく(出来れば1人)します。
そうすることで家族間の感染の可能性を低くできます。
・できるだけ全員がマスクを使用する
このウィルスは飛沫によっても感染します
感染者だけでなく、同居する家族は可能な限りマスクを着用しましょう。
・小まめにうがい・手洗いをする
ウィルスの付着した物を触り、さらにその手で口や目を触ることで感染リスクが高まります。
また、うがいの際、イソジンなどに代表される、感染症の原因となるウイルスや細菌、真菌に対して殺ウイルス・殺菌効果があるPVPI(ポビドンヨード)を有効成分としたうがい薬が有効です。
しかし、専門家からは「もともと口の中にいる細菌を根こそぎ絶やしてしまい、かえって防御力が落ちてしまう可能性もあるのではないか」という意見もあり、情報の発信源により主張が異なります。
この件はもう少し科学的根拠が出るまで静観した方が良いでしょう。
それでも一つの作業(行動)を終える度にうがい手洗いを行った方が良いことには変わりはありません。
・日中はできるだけ換気をする。
部屋の中にウィルスが止まることを防ぐために、日中は出来るだけ窓を開けて換気を行いましょう。
その際部屋の迎え合わせ同士の窓(またはドア)を開けることで、効率よく換気が出来ます。
寒い時期に換気が行いにくい場合は、換気扇を回すだけでも効果があります。
・取手、ノブなどの共用する部分を消毒する。手袋をする
。
朝、昼夕がたと1日に3度もしくは朝夕の2度共有部分のノブ、取っ手を消毒しましょう。
以下の、方法用途をまとめました。参考にしてください。
消毒しているかわからない、する事の出来ない(ゴム、樹脂部など)を触る時は、ゴム手袋をはめて触るようにしましょう。
方法 | モノ | 手指 | 現在の市販品の薬機法上の整理 |
水及び石鹸よる洗浄 | ○ | ○ | ― |
熱水 | ○ | × | ― |
アルコール消毒液 | 〇 | 〇 | 医薬品・医薬部外品(モノへの適用は「雑品」) |
次亜塩素酸ナトリウム水溶液 (塩素系漂白剤) | 〇 | × | 「雑品」(一部、医薬品) |
手指用以外の界面活性剤 (洗剤) | 〇 | - (未評価) | 「雑品」(一部、医薬品・医薬部外品) |
次亜塩素酸水 (一定条件を満たすもの) | ○ | - (未評価) | 「雑品」(一部、医薬品 |
・汚れた衣服を洗濯する
感染者の使用した衣服等の洗濯物は、その他の家族の洗濯物とは一緒に洗濯してはいけません。
確率は高くはないですが、接触による感染リスクがあります。
・ゴミは密閉して捨てる
感染者の部屋からでたゴミはビニール袋に入れ、口をしっかりしばり密閉して捨てます。
その際、前述したようにゴム手袋をはめて作業します。
・まとめ
家族が感染し、自宅療養になった際の対応方法を見てきました。
大切なことは、直接的な接触を避ける、共有部分の消毒の徹底です。
これらを踏まえて、いざ感染者が身近に出た時、慌てずに行動しましょう。
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